Wealthnavi(ウェルスナビ)で月3万円積み立てた運用成績を公開【33ヶ月目】
蝉の声がだんだんと鈴虫の声と交代になり、あっという間に10月に突入ですね。今年も残り3か月なんて信じられません。
33ヶ月目のウェルスナビ運用実績を見ていきたいと思います。
ウェルスナビを選んだ理由と8月までの実績は下記の過去記事でご紹介しています。
www.pochiandtaro214.com
Wealthnavi(ウェルスナビ)とは
ロボットがインターネット上で投資診断・投資アドバイス・資産運用を行ってくれるサービスをロボアドバイザー(ロボアド)といいます。ロボアドにはタイプがあり、投資アドバイスを提供してくれるものを「アドバイス型」、投資商品の発注や運用まですべて任せられるものを「投資一任型」と呼びます。
現在日本でも複数のロボアドが存在しますが、その中でも預かり資産&運用者数No.1を誇るのが投資一任型のウェルスナビです。
2021年9月末運用成績
・積立開始月:2019年1月
・積立開始時の元本:10万円
・毎月の積立額:3万円
・リスク許容度:5(最大)
9月末時点で積立開始から33ヶ月目となりました。
項目 | 8月末成績 | 9月末成績 | 前月差異 |
---|---|---|---|
投資元本 | 103万円 | 106万円 | +3万円 |
評価額 | 135万円 | 134万円 | △1万円 |
評価損益 | 32万円 | 28万円 | △4万円 |
利回り | 31% | 27% | △4% |
参考為替レート | $1=110.05円 | $1=111.51円 | +1.3% |
減ってますね。
9/15頃から中国恒大集団(エバーグランデ)のデフォルト懸念が強まり、リスクオフが進みました。
9/20には、同社の社債利払いが実施されませんでした。またS&Pグローバル・レーティングが同社はデフォルト寸前の状態にあるというレポートを明らかにし、世界的に株価が下落しました。
リスク許容度5に設定しているため、株に投資する割合が最も高く、株価影響を最も大きく受けるポートフォリオになっています。
項目 | 8月末成績 | 9月購入 | 評価損益 | 分配金/手数料 | 9月末成績 |
---|---|---|---|---|---|
米国株(VTI) | 477,076円 | 7,415円 | △16,962円 | - | 467,529円 |
日欧株(VEA) | 444,721円 | 11,425円 | △11,445円 | - | 444,701円 |
新興国株(VWO) | 216,523円 | 4,380円 | △6,611円 | - | 214,292円 |
米国債券(AGG) | 66,416円 | 3,150円 | +193円 | - | 69,759円 |
金(GLD) | 73,446円 | 2,302円 | △1,475円 | - | 74,273円 |
不動産(IYR) | 67,871円 | 220円 | △3,160円 | - | 64,931円 |
現金 | 5,178円 | 1,108円 | - | 2,768円/△1,204円 | 7,850円 |
米国株(VTI)
もともと9月は、歴史的に見ても米国株が弱含みになると言われています。それに加えて、業績予測の下方修正を実施する企業が出てきたことにより更に弱まったと見ています。
企業業績の下方修正には、主にサプライチェーンの混乱が理由として挙げられています。
2020年11月頃から、米国の主要なコンテナ港であるロサンゼルス・ロングビーチ港の混雑が悪化してきました。港湾作業者間で新型コロナウイルス感染が広まり、荷下ろし作業が遅れ、コンテナ船は入港することが出来ずに沖待ちが発生しました。
2021年5月頃には沖待ちが一旦落ち着き、20隻程に減少したものの、1年間で最重要となるクリスマス商戦を控えた小売り業者が8月から在庫確保を開始したこともあり、9月末では90隻に増加しています。
発注してもモノが届かない一方で、米国内ではデルタ株蔓延により再び在宅時間が増え、ネットショッピングによるモノの消費が止まりません。
物量が増えてもコンテナ数は限られているため、企業間での奪い合いとなっています。お金を多く払える企業がコンテナを確保出来る状況となっており、輸送コスト増に繋がっています。また、コンテナ船の到着が待てない場合にはバックアップとして空輸に頼らざるを得ないため、更なるコスト増を生んでいます。
9/21,22の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政府の債権買い入れプログラムの縮小(=テーパリング)に関する言及が初めてありました。
債権の購入(=需要)が減るということは、債券価格が下落し、利回り(=金利)上昇へ繋がります。金利が上がると、企業はお金を借りづらくなり、事業や設備投資が縮小され、売上/利益が減少し株価が落ちていきます。
但し、今回のFOMCの結果を受けてもマーケットの反応は少なかったため、折り込み済みであったと見ることができそうです。
終わりに
円安に動いたものの、主には米国株の下落によって、9月はさみしい結果になってしまいました。
とはいえ長期投資なので、リスク許容度は「5」のまま継続していきます。