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THEO+docomoで積み立てた運用成績を公開【36ヶ月目】

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THEO+docomoの運用を始めてからちょうど3年(36ヶ月)が経過しました。今月も運用成績をアップデートします。
12月末時点のトータルリターンは+82,707円(+21.06%)でした。
11月末時点では+68,064円(+18.02%)でしたので、前月比+14,643円(+3.04%)という結果でした。

THEO+docomoとは

THEO+docomoとは、ロボアドバイザー「THEO」を手掛けるお金のデザインと、NTTdocomoが提携して運営している資産運用サービスです。
docomo-inv.smt.docomo.ne.jp

THEOの概要は、以下記事で紹介しています。
www.pochiandtaro214.com

2021年12月末運用成績

  • 積立開始月:2019年1月
  • 積立開始時の元本:1万円
  • 毎月の積立額:1万円(2019年1月~2021年6月)、1.5万円(2021年7月~)
  • 投資運用方針:値上がり益重視(グロース68%、インカム24%、インフレヘッジ8%)

12月末時点で積立開始からちょうど3年(36ヶ月)となりました。12月末のトータルリターンは+82,707円(+21.06%)でした。
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円安の効果も大きく、円ベースでは過去最高のリターンに近づいています。
コロナショックでは一時期トータルリターンが▲20.47%まで沈みましたが、順調に評価益を伸ばしています。

先月末との比較はこちらです。円安に振れたことも影響し、評価損益は前月比+14,643円(+3.04%)でした。

項目 11月末成績 12月末成績 前月比
投資元本 377,441円 392,621円 +15,180円
評価額 445,505円 474,683円 +29,178円
評価損益 68,064円 82,707円 +14,643円
トータルリターン +18.02% +21.06% +3.04%
為替レート $1=113.53円 $1=114.97円 +1.27%

現在のカラーは先月と変わらずブルーで、手数料は0.990%(税込・年率)です。
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実際に発生した手数料は374円(税込)です。前月末(11月末)の評価額を基準に手数料が算出されます。
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12月までに獲得したdポイントは累計1,043ポイントです。11月末時点で977ポイントでしたので、12月単月は66ポイントです。3年間累計でようやく1,000ポイントを超えました。
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66ポイントの計算は、前月末(11月末)の評価額44万円(1万円未満切捨)×1.5ポイント÷1万円です。

上記手数料(運用報酬額)とdポイントをネットすると、308円(税込)になります。これを実質コストと考えると、11月末の評価額445,505円に対して0.830%(税込・年率)ということになります。
Wealthnaviで同額積み立てていた場合の手数料は1.100%になり、THEO+docomoの手数料は低水準に抑えられていると言うことができます。Wealthnaviは長期割という割引がありますが、それを考慮してもTHEO+docomoの方が手数料が安いです。
Wealthnaviも同じ期間運用しており、以下の記事で運用成績をまとめています。
www.pochiandtaro214.com

12月末の保有銘柄の詳細は、以下の通りです。投資運用方針(グロース68%、インカム24%、インフレヘッジ8%)に従い、株式や債券以外にもリート、コモディティなど分散投資することでリスクヘッジができています。

  • グロース

略称 連動指標 11月末評価額 11月時点損益 12月末評価額 12月時点損益
SPYG 米国の成長株 89,828円 +24,546円 100,962円 +27,647円
SPYV 米国の割安株 73,386円 +12,354円 82,167円 +16,577円
FEZ ユーロ圏の大型株 25,618円 ▲1,039円 64,360円 +1,558円
EWJ 日本株 45,741円 +5,325円 30,858円 +2,846円
EWT 台湾の大型株・中型株 7,350円 +283円 15,401円 +817円
EPI インドの株 12,183円 +339円 12,579円 +735円
FXI 中国の大型株 39,236円 ▲6,637円 12,310円 ▲2,981円
EWG ドイツの大型・中型株 7,273円 ▲596円 - -
VWO 新興国全体の株式 - - 5,629円 ▲17円
グロース全体 300,615円 +34,575円 324,266円 +47,182円

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  • インカム

略称 連動指標 11月末評価額 11月時点損益 12月末評価額 12月時点損益
SPAB 米ドル建ての投資適格債 54,058円 +1,663円 54,395円 +2,000円
VMBS 米国政府機関が発行・保証した投資適格のモーゲージ・パススルー証券(住宅ローン担保証券) 24,059円 ▲253円 24,259円 ▲12円
SJNK 米ドル建ての残存期間0-5年のハイイールド社債 21,489円 +1,189円 21,858円 +1,558円
BWX 米国を除く先進国の国債 9,615円 ▲78円 9,713円 +20円
インカム全体 *109,221円 +2,521円 110,225円 +3,566円

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  • インフレ

略称 連動指標 11月末評価額 11月時点損益 12月末評価額 12月時点損益
GLDM 金(現物) 12,077円 +281円 12,375円 +547円
XLRE 米国のリート・不動産株 10,990円 +3,366円 11,835円 +4,211円
IXC エネルギー関連株式 6,299円 +1,758円 6,349円 +1,808円
VTIP 米国の1-5年の物価連動国債 5,940円 +570円 5,904円 +534円
インフレヘッジ全体 33,730円 +6,452円 36,463円 +7,100円

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  • 現金

11月末評価額 12月末評価額
現金 363円 3,729円

購入と売却(リバランス)が混ざっているので、単純に金額だけでは比較できませんが、11月末と12月末を併記しています。
12月はグロース(株式)の売買が目立っています。中国やドイツは損切りしているようです。

評価額を前月比で見ると、グロース(株式)の上昇が顕著に表れています。11月下旬はオミクロン株の懸念からリスクオフモードでしたが、12月下旬にはオミクロン株の警戒緩和やファイザー製の経口治療薬に関する報道によりリスク懸念が後退し、株価上昇に繋がっています。
インフレについて、12月の米CPI(消費者物価指数)は依然として高水準で推移しており、インフレ懸念が強まっています。また、FOMCでは利上げとテーパリング早期化の可能性が高まり、インフレが深刻であることが分かります。インフレに強い金や不動産をポートフォリオに取り入れることでヘッジできています。
自分で個別株やETFを選択すると、どうしても足元の状況や傾向に着目しがちですが、THEOではしっかり分散投資ができています。こういった局面が変わったとき、改めて分散投資の重要性に気づかされ、全体PFを考える際の参考になります。

終わりに

11月末はオミクロン株感染拡大への懸念から市場はリスクオフモードに入り、評価額が減少しましたが、12月は一転株価上昇に伴い、評価額も増加しました。
年が明け、1月5日のFOMC議事要旨では、利上げの早期化とテーパリングの早期終了だけでなく、バランスシート縮小の開始時期について議論されました。想定より早いタイミングでQT(量的引き締め)が開始する可能性があり、マーケットは一転リスクオフ、グロース株中心に売られています。
2022年は米大統領中間選挙や参院選があり、相場が大きく変動する可能性があります。THEOでは、どのようなリバランスを行うのか着目してみようと思います。
ロボアドは手数料が高い印象がありますが、ドコモユーザーかつdカードゴールドを保有している方であれば、THEO+docomoは業界最低水準の手数料になります。
オミクロン株の流行で世界的に感染拡大が続いており、米中心にインフレは引き続き不安要素です。
今後もTHEOの積立で分散投資をしながら運用運用を続けていきたいと思います。