ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)会員になってお得に旅行
ぽちは海外営業の仕事をしているため、コロナ禍以前は海外出張の多い生活をしていました。2019年度にようやくプラチナステータスに上がることができ、スーパーフライヤーズカード(以下SFC)の申し込みを終え、「これからは快適な旅ができる!」というところでコロナに突入してしまいました。
海外出張や海外旅行はおろか、国内旅行にも行けない状況でしたので、SFCを保有している理由が薄れていました。
10月1日に、長かった緊急事態宣言と蔓延防止等重点措置が解除され、国内旅行需要が復活しているというニュースを見ましたので、記事の後半では国内旅行時のメリットについてもご紹介したいと思います。
ANAプレミアムメンバーサービスとは
1年間の搭乗結果に応じて、一般会員から上級会員へとステータスが上がります。ステータスはブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドの3段階で、上級会員のことをANAプレミアムメンバーと言います。
プレミアムメンバーが受けられるサービスはステータスによって異なります。
ぽちは、あと一歩というところでプラチナに上がれずにブロンズ期間が多かったのですが、ブロンズ会員でメリットを享受出来たと思えたことはありませんでした。
旅(特に出張時)の道中で嬉しいのは、時間短縮&ラウンジ利用だと思います。移動時の負担は極力減らしたいので、優先チェックイン・優先保安検査・優先搭乗・優先荷物受取りは地味に効果があります。ブロンズ会員ではこれらのサービスが受けられません。
また、接続が悪くて長時間トランジットとなる場合、日本から半日近い時間のフライトを終えた後のへろへろ状態で、身の回りの安全を確保しつつ次のフライトを待つのは地獄です。
ぽちは独りで最長5時間待ったことがありました、二度としたく無いです。機体トラブルによる欠航も経験していますが、その際はラウンジ使用可能だったので、スパークリングワインを飲みながらのんびり待機できました。
心の余裕は、その後の仕事のパフォーマンスに影響するので、特に長距離移動する方にとってはメリットがとても大きいと思います。
もちろん海外旅行時も、航空券を安く抑えようとすると接続の悪い旅程になりがちなので、ラウンジ利用できることは旅のストレスをかなり解消してくれます。
(ぽちとたろうは海外旅行時、疲れからケンカしがちです笑)
ステータス毎の特典
個人的にうれしい特典を、ステータス毎にかいつまんでご紹介します。全ての特典については下記ANAのサイトに記載がありますので合わせてご覧ください。
ステイタス別 プレミアムメンバー サービス一覧 | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
特典内容 | ブロンズ | プラチナ | ダイヤモンド |
---|---|---|---|
ラウンジ利用(ANA SUITE LOUNGE) | - | - | o |
ラウンジ利用(ANA LOUNGE) | o(マイル又はアップグレードポイントの利用が必要) | o | o |
座席クラスアップグレード | o | o | o |
国内線特典航空券の先行予約 | o | o | o |
国際線特典航空券の先行予約 | - | o | o |
優先チェックインカウンター | o(プレミアムエコノミー利用時のみ) | o | o |
手荷物受取の優先 | - | o | o |
専用保安検査場の利用 | - | o | o |
優先搭乗 | - | o | o |
ANA LOUNGEは常に混雑しているイメージです。
ANA SUITE LOUNGEは、ダイヤモンドメンバーの上司の同行者として一度入れてもらったことがあります。
内装は高級感があり、利用者も少なく、とても落ち着きのある空間でした。
フードサービスの焼きそばがすごくおいしかったです!
ステータス獲得条件
毎年1~12月に貯まったプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーステータスが決定します。
各ステータス獲得条件は以下の通りです。
ブロンズ | プラチナ | ダイヤモンド | |
---|---|---|---|
年間プレミアムポイント | 30,000 | 50,000 | 100,000 |
うちANAグループ運航便ご利用分 | 15,000 | 25,000 | 50,000 |
ぽちは海外出張でプレミアムポイントを得ていたので、他ブロガーさんたちが仰っている「マイル修行」はしていません。
そのため、ぽちと同じような境遇の方に向けた参考情報として
- 日本~目的地は可能な限りANA利用
- トランジットがある場合は可能な限りスターアライアンスを利用
を前提に、長距離飛行であれば2ヶ月に1回の出張頻度でプラチナに到達しました。
東南アジア等、比較的近場の渡航が多い場合は、ほぼ毎月の出張を経てプラチナを獲得できた同僚が多い印象です。
身近でダイヤモンドメンバーになった方々は、南米やアフリカ等の長距離フライトを毎月搭乗していたり、役職が高く常にビジネスクラスで飛び回っているケースが多く見られました。
ぽちは2018年10月17日に、念願のプラチナステータスに到達しました。
翌年度のステータスが決定する12月末よりも前に到達できたため、2019年3月末まで先行してプラチナ会員の特典を利用できるプレミアムメンバー事前サービスの対象となりました。
スターフライヤーズカードを手に入れる
プラチナに到達すると、ANAからSFCの申し込み案内が届きます。
プレミアムポイントによって得たステータスは、次年度の1年間のみ有効なので、プラチナを維持するには繰り返し搭乗しまくって条件を達成する必要があります。
だからこそ、多くの人がSFC獲得を目指しています。
SFCの年会費を支払っている限り、プラチナとほぼ同等のプレミアムメンバーサービスを享受することが出来るからです。
おすすめカード
8つのラインナップから選択することができます。
スーパーフライヤーズカード | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
種類 | 本会員年会費 | 家族会員年会費 | 国際ブランド |
---|---|---|---|
スーパーフライヤーズ(一般カード) | 11,275円 | 5,610円 | JCB,VISA,マスターカード |
スーパーフライヤーズ ゴールド | 16,500円 | 8,250円 | JCB,VISA,マスターカード |
ダイナース スーパーフライヤーズ | 30,800円 | 11,550円 | ダイナース |
ダイナーススーパーフライヤーズ プレミアム | 170,500円 | 無料 | ダイナース |
JCBスーパーフライヤーズカード プレミアム | 77,000円 | 4,400円 | JCB |
VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアム | 88,000円 | 4,400円 | VISA |
アメリカン・エキスプレス®スーパーフライヤーズ・ゴールド | 34,100円 | 17,050円 | American Express® |
アメリカン・エキスプレス® スーパーフライヤーズ・プレミアム | 16,500円 | 4枚まで無料 | American Express® |
ちなみにSFCは、家族も即、上級会員になれます。
ぽちは海外で圧倒的に利用可能店舗が多いVISAを選択し、サービス内容とコスパからゴールドカードにしました。
VISAゴールドの通常年会費は16,500円ですが、web明細利用(年6回以上の請求)+マイ・ペイすリボ利用で11,550円になります。
VISA一般カードの本会員年会費が11,275円(割引後10,202円)であることを考えると、より特典の多いゴールドカードを選択することにしました。
FAQ詳細 -スーパーフライヤーズカードの年会費を教えてください。 | 三井住友カード株式会社
個人的には、まだ使用したことがないのですが「ドクターコール24」のサービスも良いなと思います。(一般カードには無し。)
日本国内での急病やケガ、病院に行くほどではない心配なことなど、毎日の生活の中で生じる医療・ストレス・健康の不安について、
医師・保健師・看護師などの専門スタッフに24時間・年中無休で無料電話相談できるサービス。(海外からの通話は対象外)
たろうが年末年始の深夜に体調を崩したことがあり、その時はぽちの実家に泊まっていたので焦らず対応できましたが、
2人だけだったら相当焦っていたと思います。
そんな時に相談先があればとても安心ですし、ひどい塩対応もされなさそう、と勝手に思っています笑
特典航空券をゲットしよう
SFCはプライベートな旅でも重宝します。ぽちは、貯めたマイルを使って主に特典航空券と交換します。
休暇を使って遊びに行く時や、友人の結婚式が遠方である際に利用しています。
特典航空券の予約開始は年2回有り、ステータスの高い人から順番に予約可能となります。そのため、一般会員の場合、GWやお盆休みを狙って人気路線のチケットを確保するのは至難の業になります。
SFCを持っていれば、プレミアムメンバー扱いとなるので予約の優先度が高まります。
そしてぽちは人混みが好きではないので、繁忙期は避けていることもあり予約できていると思います。
ちなみに国内線の特典航空券(2021年10月31日〜2022年3月26日搭乗分)の販売スケジュールは以下の通りでした。
対象者 | 販売日 | 販売時間 |
---|---|---|
ダイヤモンドメンバー | 2021年8月29日(日) | 9:30 |
ダイヤモンド以外のプレミアムメンバー | 2021年8月29日(日) | 11:00 |
ANAカード会員、ANAマイレージクラブ モバイルプラス会員 | 2021年8月30日(月) | 13:00 |
ANAマイレージクラブ会員、一般のお客様 | 2021年8月31日(火) | 15:00 |
マイルを電子マネーやクーポンと交換することも出来るのですが、その多くが1マイル=1円の価値になります。マイルの価値を上げるという観点からも、特典航空券との交換がおすすめです。
国内線 東京⇔大阪の例
東京〜大阪間は0〜300マイル区間です。
往復1名の場合に必要なマイル数は以下の通りです。
(2021年10月9日時点)
ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン | |
---|---|---|---|
マイル数 | 10,000 | 12,000 | 15,000 |
同フライトを一般会員として予約した場合、25,400円かかるので、1マイル=2.12円分の価値になります。
(往路は最安運賃、復路は指定した時間の中で最安運賃です。)
国際線 東京⇔グアムの例
グアムはZone3に該当します。
往復1名の場合に必要なマイル数は以下の通りです。
(2021年10月9日時点)
ローシーズン | レギュラーシーズン | ハイシーズン | |
---|---|---|---|
マイル数 | 17,000 | 20,000 | 23,000 |
同フライトを一般会員として予約した場合、運賃は59,000円かかるので、1マイル=2.95円分の価値になります。
※国際線航空券は、必要なマイルに加えて、税金・空港使用料・燃油特別付加運賃など付帯費用のお支払いが必要です。