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2021年のIPO挑戦結果

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本業の方も先日仕事納めを迎え、ようやくまとまった自分の時間が持てるようになりました。
(ブログを更新できていなかった良い訳です笑)
ということで、2021年の振り返りとして今年のIPO挑戦結果をまとめたいと思います。

IPOとは

Initial Public Offeringの略。
日本語では「新規公開株」「新規上場株式」。
企業が資金調達等を目的として、証券会社を通じて株式を一般投資家へ売り出し、証券取引所に上場することを指します。

上場前の株価(=公開価格)は、企業と証券会社が協議して決定します。公開価格は上場一定期間後につく市場価格と比較すると割安になっていることが多く、投資家は割安な公開価格で新規公開株を買い、初値で売却することで利益が出やすい傾向にあります。
割安で設定される理由は、新規上場企業に特徴的な①流動性の不確かさ②適時開示実績無し③市況変動といったリスクに対して、投資家がディスカウントを求めるためです。

ディスカウントされた株価で入手できるものの、初値が公開価格を下回る(=公募割れ)ことも当然あるので初値で売却すると損失が発生します。

下記の記事ではIPOについてもう少し詳しくご紹介しているので、参考になれば幸いです。
www.pochiandtaro214.com

2021年の結果

証券会社 申込回数 当選回数
SBI証券 113 0
マネックス証券 18 1
SMBC日興証券 28 1
野村證券 6 0
CONNECT 7 0
みずほ証券 12 0
合計 184 2(当選確率1.1%

年間の申込回数は合計184回に対し、当選は2回でした。
12月のIPOラッシュ前に2回当選していたこともあり、結構期待していたのですが…残念ながらぽちの運は尽き果てていたようです。

今年はオキサイド(6521)ワンキャリア(4377)の2社で、41.5万円の利益となりました。
SBI証券でCS-C(9258)とエフコード(9258)が補欠当選していましたが繰上当選にはなれず。
この2社が当選出来ていたら、83.3万円の利益となっていました…
たらればの話をしても仕方ないのですが、くやしい!

利用している証券会社(2021年12月末時点)

2021年9月時点では、ぽちはSBI証券・マネックス証券・SMBC日興証券の3社のみの利用でした。
以降、12月のIPOラッシュに備えて野村證券・CONNECT・みずほ証券の3社を追加し、合計6社を全てネット取引で利用しています。
証券会社を選ぶポイントは、「主幹事の実績数が多いこと」と「抽選配分の比率が高いこと」です。

2021年のIPOは全部で125件あり、利用している証券会社の取扱実績は以下の通りです。

証券会社 引受幹事数 比率 内、主幹事数 比率
SBI証券 122 97.6% 21 16.8%
マネックス証券 65 52.0% 1 0.8%
SMBC日興証券 80 64.0% 26 20.8%
野村證券 64 51.2% 28 22.4%
CONNECT 49 39.2% 0※ 0.0%
みずほ証券 83 66.4% 33 26.4%

※大和証券の主幹事数は16社です。
共同主幹事も含まれていますが、大和証券を入れると上記証券会社(6社)で全体の約9割をカバーできています。

SBI証券

店頭配分(資産額の高い、証券会社のお得意様へ配る分)は50%で、残る50%が抽選配分です。SBI証券の場合は、抽選配分のうち30%が完全抽選です。

完全抽選とは、お金を多く入れている人ほど当選しやすい仕組みです。そのため、これまで248回応募しているものの資金力が弱いので未だに当選したことがありません。
代わりに、抽選配分の残り20%を占めるポイント抽選での当選を目指しています。
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ポイント抽選は、SBI証券の独自制度です。IPOに応募して外れた場合、IPOチャレンジポイントが1ポイント貯まります。
ポイント抽選は、そのIPOチャレンジポイントが多い順に当選する仕組みになっています。
当選後に辞退することも可能なので、SBI証券ではあまり利益が見込めない銘柄にも応募するようにしています。
2021年は113回応募して、1回も当選しませんでした。

前述の通り、248回応募して全て外れているので248チャレンジポイントが貯まっています。
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2021年9月時点では、ポイントだったので、3ヶ月で回応募して落選してしまったことになります。

マネックス証券

マネックス証券会社の場合は100%平等抽選となっています。
完全抽選は資金の多さに左右されますが、平等抽選は一人一票の公平な抽選=本当の運だめしとなるので、ぽちのような資金力の乏しい人でもチャンスが残されています。
ぽちが初めてIPOに当選した証券会社です。2021年は18回応募して、1回(オキサイド(6521))で当選しています。

SMBC日興証券

主幹事を請け負うことが多いのがSMBC日興証券です。
ぽちは、IPO株の割り当てが10%の平等抽選であり、株式委託手数料を安く抑えられるダイレクトコース(ネット取引)を利用しています。
割当は10%でも、SMBC日興証券の取扱数がIPO全体の7割を占めるため、当選チャンスはぐっと上がります。
ダイレクトコースには、落選者の中から再抽選を行うステージ制が5%ありますが、こちらは資金量が関係するのでやはり平等抽選狙いです。
2021年は28回応募して、1回(ワンキャリア(4377))で当選しています。

野村證券

SMBC日興証券同様、主幹事を務める機会が多い証券会社です。
IPO株の割り当てが10%の平等抽選となる野村ネット&コール(ネット取引)を利用しています。
野村証券の良さは、抽選資金が不要な点です。口座に入金しなくとも抽選に参加できるため、気軽にトライ出来ます。
2021年は6回応募して、1回も当選しませんでした。

CONNECT

CONNECTは口座開設・株式取引・資産管理をスマートフォンで完結できるサービスが特徴です。
大和証券グループの証券会社であるため、大和証券から委託としてIPOの割り当てがされています。
大和証券は主幹事になることが多いため、CONNECTの当選チャンスも広がります。
2021年は7回応募して、1回も当選しませんでした。

IPO株の100%がネットへ割り当てられ、70%が平等抽選です。
残り30%は、平等抽選の落選者を対象とした優遇抽選となります。
優遇抽選では、以下5つの優遇条件に該当すればするほど当選確率が上がります。

  • 39歳以下
  • NISA口座またはつみたてNISA口座を開設済み
  • 信用取引口座を開設済み
  • 信用取引の建玉を保有
  • 投資信託(ETF,REITを除く)の残高を保有

抽選について | IPO(新規公開株式) | CONNECT (大和証券グループ)

当選したIPOを売却する際、他の証券会社では手数料がかかることが一般的ですが、毎月10枚もらえる手数料無料クーポンが利用可能なのがうれしい点です。

みずほ証券

大手証券会社であるため、幹事数が多い点が特徴です。
ぽちはネット取引のダイレクトコースを利用しています。
ダイレクトコースの場合、個人向け配分予定数量の10%以上が平等抽選となります。
2021年は12回応募して、1回も当選しませんでした。

終わりに

今回のブログを書く中で、兜町では干支と株価を結びつける相場格言があることを知りました。

辰巳天井、午尻下がり、未は辛抱、申酉騒ぎ、戌笑い、亥固まる。
子は繁盛、丑つまずき、寅千里を走り、 卯跳ねる

丑年の2021年は、コロナウイルスの変異型であるオミクロン株の出現によって奇しくもつまづきが見られました。
2022年は、千里走って千里戻ってこられる優れた行動力を持つ寅の年です。
「千里戻る」のでプラマイゼロな気もしますが笑、経済の勢いが盛んな1年になることを期待したいと思います。