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Wealthnavi(ウェルスナビ)で月3万円積み立てた運用成績を公開【35ヶ月目】

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朝晩はめっきり寒くなり、ダウンコートを引っ張り出しました。
玄関のドアにクリスマスリースを飾る家が増え、気づけば今年も残り1ヶ月です。

35ヶ月目のウェルスナビ運用実績を見ていきたいと思います。
ウェルスナビの概要や、ウェルスナビを選んだ理由は下記の記事でご紹介しています。
www.pochiandtaro214.com

Wealthnavi(ウェルスナビ)とは

ロボットがインターネット上で投資診断・投資アドバイス・資産運用を行ってくれるサービスをロボアドバイザー(ロボアド)といいます。ロボアドにはタイプがあり、投資アドバイスを提供してくれるものを「アドバイス型」、投資商品の発注や運用まですべて任せられるものを「投資一任型」と呼びます。
現在日本でも複数のロボアドが存在しますが、その中でも預かり資産&運用者数No.1を誇るのが投資一任型のウェルスナビです。

2021年11月末運用成績

・積立開始月:2019年1月
・積立開始時の元本:10万円
・毎月の積立額:3万円
・リスク許容度:5(最大)

先月、長期割が0.02%から0.03%に上がりました。
Wealthnaviに支払う手数料は、投資継続期間とその金額(長期割判定額)に応じて6ヵ月毎に割引が拡大していきます。9月末が18ヵ月目でしたので、10月より割引率が0.01%アップしました。
ちなみに長期割判定額が200万円以上ある場合には、手数料の割引幅が0.02%になります。

11月末時点で積立開始から35ヶ月目となりました。
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項目 9月末成績 10月末成績 11月末成績 前月差異
投資元本 106万円 109万円 112万円 +3万円
評価額 134万円 146万円 144万円 △2万円
評価損益 28万円 37万円 32万円 △5万円
利回り 27% 34% 29% △5%
参考為替レート $1=111.51円 $1=114.05円 $1=113.52円 △0.5%

9月は米国株の下落と、中国不動産株のデフォルト懸念によるリスクオフが主な要因となって下げましたが、10月はドル高・円安の影響を受けて巻き返しました。
このまま上がっていくことを期待していましたが、11/26に新型コロナウイルスの変異体「オミクロン」が報道され、一気に目減りしてしまいました…。9月成績を下回るまでには至りませんでした。

資産内訳は以下の通りです。
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項目 10月末成績 11月購入 評価損益 分配金/手数料 11月末成績
米国株(VTI) 519,450円 - △9,965円 - 509,485円
日欧株(VEA) 483,751円 12,315円 △25,338円 - 470,728円
新興国株(VWO) 229,400円 10,598円 △8,060円 - 231,938円
米国債券(AGG) 71,229円 3,015円 +256円 - 73,988円
金(GLD) 78,002円 2,734円 +947円 - 79,789円
不動産(IYR) 74,073円 - △2,123円 - 71,950円
現金 5,373円 +61円 - 79円/△1,305円 4,208円

米国株(VTI)

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11月のドル建て評価額の推移をグラフにしました。
(※11月の購入はありませんでした)

①11/5に1兆ドル規模のインフラ投資法案が可決しました。道路・鉄道・空港・港などの大規模改修や、電力網・高速インターネット網・電気自動車充電設備のネットワークなどの整備に充てられます。
同法案により収益拡大が見込まれる銘柄(建機のキャタピラーなど)を中心に買われました。
同日には10月の雇用統計の発表もあり、雇用者数・失業率共に市場予想よりも良い結果となりました。
この流れから、11/8にはNYダウ平均株価史上最高値を更新しました。

②11/10に10月の米国消費者物価指数(CPI)が発表されました。結果は前年同月比6.2%増と、1990年11月以来31年ぶりの高い伸びでした。
この発表を受けて、バイデン大統領は"Inflation hurts Americans (sic) pocketbooks, and reversing this trend is a top priority for me." - インフレは米国民の財源を直撃するものであり、この傾向を変えることは私にとって最優先事項だ、と述べています。
Statement by President Biden on Today’s Economic News | The White House

利上げ時期の前倒しが予測される中、米国10年債利回りは急騰(前日比+9.07%)し、株安に向かっていきました。
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11/22は、パウエルFRB議長の続投が決定しました。利上げ時期のやや前倒しが現実性を増し、長期金利とドルが上昇した一方、NASDAQが下げました。
(NASDAQはハイテク=グロース株を中心に構成。グロース株は一般的にPERが高いため、長期金利上昇局面では相対的な利回りの低さに売られる傾向があります)

③そして、11/26が来てしまいました。新型コロナウイルスの変異体である「オミクロン」について報道がされた日です。
デルタ株よりも強い感染力で、現行のワクチンが効かないのでは、という情報により市場は一気にリスクオフとなりました。
株価・WTI原油先物・米国10年債利回り共に急落が見られました。

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日欧株(VEA)

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VEAも同じく、11月のドル建て評価額の推移をグラフにしました。
ポートフォリオの中では最も評価額が目減りしてしまったのが日欧株でした。

①11/10に前日比1.27%下げました。この日、東京株式市場では鉄鋼や消費財の売りが広がりました。中国恒大集団のデフォルト懸念や、中国のインフレ加速による景気減速への警戒が強まったことが関連しています。

②11/19には、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオーストリア政府が完全ロックダウンを再導入すると発表しました。これに続いて隣国のドイツ・オランダにも波及するとの読みが入り、株価が下がりました。その後ドイツは、ワクチン未接種者に大幅な社会行動の制限を与える事実上のロックダウンを決定しています。

③VTI同様、オミクロン株が報道された11/26には、VEAも2.73%下げました。欧州ではベルギーで初めてオミクロン株感染者が同日に見つかり、その後英国・ドイツ・イタリアなどでも確認されました。
欧州株式市場も漏れなくリスクオフの動きが強まり、ドイツDAX指数は前週比-5.59%、英国FTSE100指数は前週比-2.49%となりました。
日経平均株価も前週比-3.34%で終了しました。

終わりに

11月はオミクロンにより悲しい結果となってしまいました。
安く買える、とポジティブに考えようと思います。
年末年始に帰省しようと思っていたので、日本の感染者がまた増えないことを祈るばかりです。