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【USCPA】じっくり3ヶ月半で一発合格するAUD勉強法

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はじめに

こんにちは、元アビタス受講生のぽちです。BECと同じくと名高いAUDの勉強法をご紹介します。ぽちはBECの合格が分かってから勉強を開始し、83点で一発合格しました。アビタスでは、AUDに必要な勉強時間の目安を400時間(3〜4ヶ月)と設定しています。200時間で基礎固め=MC8割・TBS7割達成、残りの200時間で深掘りし合格レベルまで持っていく。ぽちは勉強時間を記録していないのですが…3ヶ月半かけているので400時間近くやっていると思います。(適当)

FARとの関連性

アビタスのおすすめする受験の順番は、FAR⇨AUD⇨BEC⇨REGです。FARの次にAUDを持ってくる理由は、AUDにFARの要素が入ってくるため。
ぽちはFAR初回不合格から立ち上がるためのリハビリ期間中にBECを勉強していましたので、自然と受験の順番はFAR⇨BEC⇨AUD⇨REGとなりました。FAR合格後から5ヶ月経過していたので、とてもとても不安でした。もし同じような心配をされている方がいれば、ハイパワーメガホンで叫びたいです。

「そんなに心配しなくて大丈夫だよ!!」

掛け売りや掛け買い等の基本的な仕訳、訂正仕訳(Retained Earningsの調整が入る誤謬訂正)、偶発債務、会計原則/見積の変更が理解できていれば対応可能だと思います。逆に、この点があやふやな方は一度立ち戻った方が良いでしょう。
アビタスおすすめの順番で進んでも良し、ぽちのように王道を外れてしまっても、そこまで心配は要りません。
ちなみにたろうはTAC推奨のFAR⇨BEC⇨REG⇨ AUDの順番で進めていました。REG、AUDを深く理解するために初めの2科目が土台になるからだそうです。

受験当日までのスケジュール

時期 実施内容
2021年1月中旬 インプット開始
2020年2月中旬 アウトプット開始。ひたすらMC反復練習
2021年3月中旬 模擬試験、結果66点
2021年3月末 RQ着手。まとめノート作成と追込み
2021年4月末 受験

時間配分

TESTLET 内容 所要時間
#1 MC 60分
#2 MC 60分
#3 TBS 40分
#4 TBS 40分
#5 TBS 40分
合計 - 240分

FARとBECに続いて、MC問題はどちらも60分ずつかけました。AUDは、問題文に加えて4つの選択肢にもかなりの文章量があると思います。英語読解に対する抵抗感は低めのぽちでも、少し気を緩めると意味を取り違えていました。ぽちは少しでも自信のないものにはフラグを付けておくのですが、AUDは4科目中最も多かったと記憶しています。
TBSは、リサーチ問題が出てきた時点で想定の40分を30分に変更して解き進めていきました。

勉強ポイント

財務諸表監査プロセスを常に見る

契約締結

監査計画

統制テスト

実証性テスト

監査終了

監査報告書

上記プロセスが図解されているページは、インプット期間中何度も見ました。テキストがプロセスに沿って進んでいくので、新しい章に入る度に、今どのプロセスにいるのか確認しました。また、12月末決算の会社だったら各プロセスを何月に行うか、と意識しながら進めると、後々細かな点を覚える際に役立ちます。

例:監査計画を立てるのは10〜11月なので、その時点ではまだ財務諸表が出ないから重要性を決定する際には前年の財務諸表を使う。

インプットを終える頃にはプロセスの大筋を捉えているので、アウトプット期間ではその大筋から派生する細かな論点を、問題を解きながら覚えていく作業に移ります。
魚の骨イラストで例えると、まずは頭と背骨と尾鰭が描けるようになったら、小骨を描いていくイメージです。

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きれいに食べられた魚

AUDは、一つのストーリーであることを念頭に置いて理解を深めていけると良いと思います。

監査報告書の文言を覚える

模擬試験やRQを解いていると、監査報告書が丸ごと出題されることに気づきます。無修正意見、追記情報区分/その他情報区分付き無修正意見、限定意見、不適正意見、意見差控えはパターン毎に何が書かれているか、受験直前期から覚え始められれば十分OKです。
統制不備に係る報告書もあるので、違いはぜひ覚えたいところです。

まとめノートで論点整理

監査、レビュー業務、調整・作成業務、証明業務、検証業務、合意手続き業務とたくさん出てきます。そして、これらは論点毎の相違点を捉えておかないと太刀打ちできません。予備校であるアビタスには、暗記一覧を準備しておいていただきたいのですが…自身で手を動かした方が記憶に残りやすいと自分を説得させて、以下のようなまとめを作成しました。まとめノートの中でも最も良く見たページであり、最も効果的だった内容です。

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各論点のまとめ

相変わらずの書き殴りっぷりなので、縦・横それぞれの項目のみ書きますね。内容はテキストを見ながら埋めていただければと思います。

縦:Standards、Assurance、報告、追記、Rep Letter、利用範囲、中間レビュー、コミュニケーション(クライアントのどの役職の人に、何をどの形式で伝えるか)

横:非公開企業の監査、公開企業の監査、Review、Compilation、Preparation、Examination、Review、AUP

終わりに

受験終了後、AUDは自信がありませんでした。MCでそれほど悩むことは無かったのですが、TESTLET5で大量の資料が付いた問題と、難解なサンプリングの問題が出たためです。大量の資料問題は、FARに近い問題でしたが計算自体は簡単。但し圧倒的資料ボリュームなので時間との戦いでした。サンプリングはもがいてみましたが、一問も合ってると思えませんでした。ギリギリ落ちてるかもなぁ、と落胆してお茶の水を後にしたのを覚えています。
結果は83点と、思いの外良い点数での合格でした。やっぱりUSCPAは、得点すべきところをきちんと押さえた人が勝てる勝負なのだと感じました。
これからAUDに挑まれる方の参考になれば幸いです!